バイト3日目、理不尽に怒鳴られる

バイト2日目の記憶はあまりないけど、作業内容は初日と同じで今日も1時間で楽な作業に回してくれた。
腰、腕、足が痛い。つまり全身が痛い。昨日、揉めてしまった坊主はいなかった。

3日目、今日は坊主が来ていた。もちろん挨拶もなければ、目も合わす事もない。
作業中、坊主とは同じトラックにならないように気をつけたが、何度かかぶってしまった。
なんか流れ的に俺がトラックから荷物を降ろし中間ローラーに流す作業になってしまったが、
初めてやる作業で荷物を降ろすコツがつかめずモタモタしていた。
しかもめちゃくちゃ重い荷物ばかりですぐにフラフラになってしまった。
すると坊主がまたキレて、「遅すぎるわ!変われ!」と叫んで作業を変わった。
今日はカッっとならずに素直に心の中で、すんませんと思った。今の俺の体力じゃ、
こんな重い荷物ポンポン降ろして流せませんです・・・・・

1時間過ぎたが今日は声がかからない。結局2時間ちょい作業が続きトラックが来なくなった。
どうやら楽をさしてくれるのは2日目までらしい。

その後、メール便をコンテナに入れる作業をしていたら、ドライバーの人にちょっと荷物流すの手伝ってと呼ばれた。
流してくれればいいからと言われ、押してくる荷物をベルトコンベアに流していたら、倉庫長?
たぶん現場で一番偉い人の怒声が響き渡った。
「5日到着分は流すな言うとるやろ!!!」 何のこと言ってんだろう?と思っていたら、矛先が俺に向いた。

「コラ!そこの黒メガネお前じゃ!お前は日付見て5日の分よけとくだけの簡単な事も出来へんのか!
ボケ!!!」

いやいや、聞いてないよ〜(古!)と思い、俺に流せと言ったドライバーを見たら「チッ」と
舌打ちをして「お前がやったらややこしなるからもうええわ!」と言い近くにいた別のドライバーに流してと頼んだ。
なんか俺がミスして偉い人に怒鳴られたとみんなが思っている状況なので、
流す前に5日分をよけろと言ったのかどうかドライバーに聞こうと近づいたら、
「もうええ言うとるやろ!どっか行け!」と怒鳴られた。

理不尽さを感じながらも体力的に限界を超え、自分が聞き漏らしたのかどうかも争う気力もなく、
みんなの冷たい視線を感じながら、すごすごとメール便を入れる作業に戻った。

何やってるんだろう、俺。。。2時間を越える重労働を休憩もなしにやって、
少しでも手が止まるとサボってると思われる作業環境。
出来ないなりに頑張って働いたつもりだったのに、理不尽に怒鳴り散らされ罵倒される。
これだけ嫌な思いをして、意識が朦朧となるほどしんどくて、時給850円。

体よりも心が壊れそうだったので文章にしてみたけど、読み返してみたら自分が甘いのかな?
と思ったりもする。
15年間山奥の田舎でぬくぬくと働いている間に、日本の企業は厳しい競争に勝ち続ける為に、
末端のアルバイトは劣悪な作業環境で働くのが常識になっているのか?
たまたま俺が働いたところが、時給が低くて重労働な所だったのか?

アルバイトは20歳前後の若者が20人位いたが、3日間で何かを言い返しているやつはいなかった。
文句も言わず汗を流して、もくもくと働いていた。喋ってるやつや、笑ってるやつはいなかった。

やっぱ仕事始めて30分で揉め事起こした俺は、都会の厳しさを理解していない
甘い人間になってしまってるんだろうな。

いや、ちょ待てよ、、、それの何が悪いんだ?